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飼い主と食べる手作りごはんレシピ

アミノ酸 *タンパク質

猫はアミノ酸からグルコースを合成することができるので、炭水化物なしでも生命機能を維持できます。
ですが、犬よりも炭水化物の処理能力が低く、消化能力は犬の1/3以下。

※消化可能な炭水化物は体重1kgあたり、犬では12g、猫では5g

炭水化物の摂取量が多くなると消化性や便の状態も悪くなります。

猫に必要な必須アミノ酸は11種。
イソロイシン・ロイシン・リジン・メチオニン・フェニアラニン・スレオニン・トリプトファン・バリン・ヒスチジン・アルギニン・タウリン

この必須アミノ酸は、食事から摂れないと体内で不足して欠乏症になる恐れがあります。

脂肪・脂肪酸

猫はリノール酸・α-リノレン酸・アラギドン酸をつくるのに必要な酵素が　非常に少ないため、食事で摂らなければいけません。
アミノ酸と同じく、これらを「必須脂肪酸」といいます。

ビタミン

必要とする量はわずかですが、摂取しないと生きていくのに必要な生理機能が止まってしまいます。
猫に必要なビタミンは、ビタミンA・ナイアシン・チアミン

ビタミンAを過剰に摂取すると、行性骨疾患や歯肉炎・歯牙消失などの障害が出ます。
犬は体内でカロチンをビタミンAに変換できますが、猫は体内で変換することができません。
欠乏すると、眼球乾燥症、運動失調、結膜炎などの障害や、脱毛・フケが多くなるなど皮膚に。

ナイアシンの欠乏は、黒舌病、皮膚、消化器、神経系の障害、潰瘍性壊死の舌炎、口内炎や下痢。

チアミンの欠乏は、体重の減少や脳に障害。

ビタミンAは人参、ナイアシンは魚や肉などに、
チアミンは穀類の外皮・ぬか・胚芽の部分や、大豆、卵黄、魚、野菜、豚肉などに含まれます。

ミネラル

他の栄養素とのバランスが大切です。
生肉中心の食生活の場合は　必要摂取量が増えます。

カルシウムとリンのバランスは、リン1に対して、カルシウム1～2の割合で摂取しなければならないとされています。

生肉に含まれるリンは、カルシウムの10倍以上。
米などの穀類も同様なので　与える時には、カルシウムを多く含む小魚やチーズなどを一緒に与えて、不足するカルシウムを補う必要があります。

食物繊維

便秘の予防です。
食物繊維は水溶性と不溶性の2種類あって、

水溶性食物繊維は水分を吸収して腸内の食物をゆっくり移動させるので
糖分の吸収を抑制し　血糖値の急上昇を予防したり、コレステロールの吸収を抑制します。
主に、果物・海藻類に多く含まれています。

不溶性食物繊維は　腸の働きを活発にして便を軟らかくし排泄を楽にし
腸内の有害物質を吸着し体外へ排泄させます。
主に野菜類・キノコ類・豆類・穀類に多く含まれます。

用語解説

AAFCO：アメリカ飼料検査官協会
牛馬・七面鳥・犬・猫などあらゆる家畜において、完全かつ均等のとれた食餌を示したもので、この基準に合致するフードを与えていれば、あとは水だけで十分であるという物。
人間以外の動物にとって栄養学的に適切な食餌とは、特殊な製法により総合栄養食として与えられるように合成された物を指し、水分以外の補助物質を必要としなくとも生命を維持し、なおかつエネルギー生産を促進させる能力のある物

CVMA：カナダ獣医学協会
AAFCOよりも検査が厳しい機関として、カナダの獣医師で構成される公的な獣医師団体
適切な栄養基準をクリアしているか、原料調達のシステムがしっかりしているか、害虫駆除の検査を実施しているかなど。
審査基準が厳しいため応募する企業が少なく、基準をクリアする企業もまた少ない。

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手作りおやつ
記事：猫の手作りおやつ_チーズ
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